野球評論家の張本勲氏(77)が10日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演し、右肘の内側側副じん帯の損傷で自身初となる10日間の故障者リスト(DL)に入ったエンゼルスの大谷翔平投手(23)について言及した。
右肘の内側側副じん帯の損傷に「これメス入れたら1年半くらいかかりますよ」と手術した場合、長期離脱となる可能性があると指摘。打者としての影響も大きいとし、「左打者は右手が中心にならないとダメなんです。右肘ダメだと打者としても影響ある。投手としては生命にかかわる。心配だねえ」と表情を曇らせた。
また、ケガの要因については「何回も言ってるけど、走り込んでないから」と持論を展開。MCの関口宏(74)に「走り込んでいればこんなことない?」と問われると、「そうですよ。足で投げるから投手は。足で主導し、最後は足だから。手は後からついてくることですから。大投手はみんな同じことを言っています。一番苦しいし一番嫌なことだし一番大事なことをやらなきゃね。スポーツ選手は成功しませんよ」と強調していた。
また、タッチアップの際、両太腿裏を痛め、DLに入ったヤンキースの田中将大投手(29)については、「パ・リーグ時代、バッターボックスに立ってないからね。ランナーにも出ていないから走り方が分からないよね。言葉悪いけど、抜くとこがないとダメ。あんなもの、無茶苦茶走んなくてもセーフはセーフだからランナーしょっちゅう出てる人なら分かる」と指摘していた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-00000081-spnannex-ent
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大谷翔平がDL入り 心優しきトラウトが大谷を気遣う なんていい関係
心優しきトラウト、大谷を気遣う「ポジティブで」
2018年6月10日3時13分 日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201806100000039.html
エンゼルス対ツインズ 7回裏エンゼルス2死、5号本塁打を放ち、トラウト(右)らに迎えられるエンゼルス大谷翔平(2018年5月10日撮影)
(出典 www.nikkansports.com)
【ミネアポリス9日(日本時間10日)=斎藤庸裕】エンゼルスの若き主砲マイク・トラウト外野手(26)が、右肘内側側副靱帯(じんたい)を痛めた大谷翔平投手(23)にエールを送った。
9日(日本時間10日)のツインズ戦の試合前に取材に応じ、大谷の離脱について「つらいね。彼はチームにとって大きな一員だった。戻ってくるまで、ここにいるみんなで頑張らないといけない」と話した。
けがが判明後には大谷と水原通訳を通じて会話したという。その時の様子について「落ち込んでいたよ。つらいことだから」と明かし、「彼はここまで素晴らしい活躍をしてきた*」と思いやった。
現時点で手術は回避しているものの、投手としては復帰までに時間がかかる見込み。リハビリも行う必要がある。
精神的に安定させるためには「外に出るのも難しいだろうけど、ただただ、ポジティブでいること。治療をして戻ってくるために努力する。睡眠も大事。ただ、やっぱり大事なのはポジティブでいること」と激励した。
メジャーリーグ 日本人先発投手が全員DL入りの“異常事態”
日本人選手“受難“の年…ダルも復帰の見通し立たず、Dバックス平野は1年目で圧巻の活躍
ヤンキースの田中将大投手が9日(日本時間10日)、両太もも裏の軽い挫傷で10日間の故障リスト(DL)入りした。8日(同9日)に敵地メッツ戦で、走塁の際に負傷。一夜明けで再検査することをアーロン・ブーン監督が試合後に明かしていた。8日(同9日)には、エンゼルスの大谷翔平投手がグレード2の右肘内側側副靱帯損傷で離脱するという衝撃的なニュースが流れたばかり。メジャーの日本人先発投手が全員DL入りするという“異常事態”となっている。
田中は重症ではなく、最短で19日(同20日)の本拠地マリナーズ戦から復帰が可能。ただ、すでに多血小板血漿(PRP)注射と幹細胞注射を受けた大谷は3週間後に再検査を受け、治療方針を決定する見込み。手術の可能性も残されており、長期離脱は避けられない状況だ。
他にも、今季からカ*に加入したダルビッシュ有投手は右上腕三頭筋の炎症で5月末に今季2度目のDL入り。MRIの結果で構造的な損傷は見られなかったと伝えられているが、復帰の見通しはまだ立っていない。
さらに、ドジャースの前田健太投手は右股関節の張りで10日間のDL入りとなっている。もっとも、前田は軽症で10日(同11日)に2度目のブルペン投球を行うことが決定。順調ならば、来週中にも先発ローテ復帰となる見込みだ。
ただ、現時点ではメジャー契約の日本人先発投手4人が全員DL入りしているという“異常事態”。中継ぎ投手まで枠を広げると、パドレスの牧田和久投手はマイナー落ちしているため、メジャーで奮闘しているのはダイヤモンドバックスの平野佳寿投手のみという状況だ。平野は30試合登板で2勝0敗12ホールド、防御率1.67と圧巻の成績を残している。
また、昨年、右肩を手術したマリナーズの岩隈久志投手はマイナー契約を結び、メジャー復帰を目指してリハビリを続けている。イチロー外野手はマリナーズの会長付き特別補佐に就任し、今季は試合に出場しないことが決定。マーリンズから戦力外となった田澤純一投手はタイガースとマイナー契約を結び、メジャー復帰を目指している。メジャーの日本人選手にとっては“受難”の年となっている。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180610-00136752-fullcount-base
大谷翔平がなぜマメに悩むのかを徹底分析
エンゼルスの大谷翔平(23)が6日(日本時間7日)、本拠地のロイヤルズ戦に先発したが、右中指のマメを理由に、5回に1度マウンドに上がったものの緊急降板した。大谷は4回4安打4奪三振3四球1失点の内容で5勝目はならなかったが、チームは4-3で逆転勝ちした。
オレンジカウンティレジスター紙の記事によると、ソーシア監督は、大谷がイニングの間にダグアウトで指を見せたことを明かし、「マメができ始めているのが分かって、それを見過ごしたくはなかった」と語ったという。
大谷は5回にマウンドでウォームアップを行ったが、ソーシア監督、エリック・マンソントレーナー、水原一平通訳の3人がマウンドに駆け寄り、その場でマメを20秒間診断。
ソーシア監督は「ウォームアップ時から大谷がマメに悩まされていることが分かった。交代させる時だった」と交代を決断した。
異常は、試合前からあったという。
キャッチャーのマルドナドはエンゼルスの公式サイトに「通常、彼はウォームアップのときにカーブを多く投げるが、きょうは、直球をたくさん投げた。だから何かが違うと思ったんだ」と語っている。
また4回に先取点を失い、連続四球を与え満塁のピンチを迎えたが、マルドナドは、「ストライクゾーンから完全に速球が外れ始めたとき、大谷に何かがあったのだとわかったと思った」という。
大谷は4月17日のレッドソックス戦でも同じくマメが原因で途中降板している。
オレンジカウンターレジスター紙は、「大谷は、日本で定期的にマメの問題を経験しており、レッドソックス戦でも同じ問題を起こしていた。その試合では、マメ明らかに制球に影響を及ぼし、大谷は2回で降板していた。
だが、大谷は次の週にヒューストンで通常通りの日程で先発した。大谷は、試合後に『皮が固まった』と話し、マメの問題は、その後、解消され、以降、4度の先発では、防御率2.16を記録していた」と説明したが、大谷は、日ハム時代にも、度々、指のマメに悩まされていた過去がある。
評論家の池田親興さんは、「指のマメにはできやすい、できにくいという体質がある。おそらく大谷は前者なのだろう。それと二刀流をやっていることで、どうしても試合と試合の合間に投げ込む球数が少なくなり、指の皮膚が摩擦に慣れて分厚く強くなるような期間がない。
加えて、あれだけのスピードと変化球のキレを生むために相当の摩擦が指とボールの間におきている。皮膚が耐えられなくなる理由はあるだろう」と見ている。選手によれば、指がふやけないように、入浴時も湯船につけないようにしたり、クリームを塗ったり、手袋をつけるなど、神経質にケアをする人もいるという。
「昔は、叩けば皮膚が強くなるという説もあり叩いていた人もいた」と池田氏。
「マメが軽い状況ならば針などで水を抜き、その後、ガーゼなどで保護して自然治癒を待つが、完全にむけてしまうと、かなりの時間が必要になる。おそらく今日は、その前段階で違和感を感じて大事をとったのではないだろうか」というのが池田氏の見立て。実際、ソーシア監督も「今回のマメは、4月のものよりも深刻ではなさそうだ」と語っている。
米メディアの「ジ・アスレチックス」は、今季のボールが縫い目が高いものに変わっていて、それが大谷だけでなく、マメに悩む投手が続出している理由ではないか、という分析記事を掲載した。
池田氏は、「ボールの縫い目が、高いものに変わっているとすれば、さらにマメが出来やすくなることは確かだ。そもそも日本の公式球よりもメジャー球は縫い目が高い。日本の公式球でさえマメの出来ていた大谷がメジャーで、さらに出来やすくなるのは、そのボールの影響も考えられる。ただ、これだけは、うまく付き合っていくしかないだろう」という。
大谷は、4月のマメによる降板以降は、先発を回避していない。次回の登板予定は、13日(日本時間14日、敵地でのマリナーズ戦)に予定されている。現地メディアの多くは、明るい見通しを書いているが、その行方は、大谷のマメに聞くしかなさそうである。
6/8(金) 7:00配信
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マリナーズイチロー 打撃コーチデビュー! 「いい練習になった」
6月5日、テキサス州ヒューストン。
灼熱の太陽が照りつける午後2時過ぎにもかかわらず、開閉式ドームであるアストロズの本拠地ミニッツメイド・パークの屋根は開いていた。
体感気温は、およそ36度にも及んでいた。それでも早出特打を行ったマイク・ズニーノ、ベン・ギャメル、ギレルモ・ヘリディアの3人は気持ちよさそうに快音を響かせていた。
打撃投手が打ちやすいボールを投げているから、と思うのはひいき目であろうか。
打撃投手イチロー、メジャー18年目にしてのデビュー。
テンポ良く約100球を投げ込んだイチローは気持ちよさそうに汗をぬぐった。
「面白い。いい練習になるね、うん」
イチローはこれまでも、オフになるとひとりケージで、ネットに向かいボールを投げてきた。打撃投手のそれも、昔からのルーティン・トレーニングと全く同じこと。来季以降の現役復帰へ向けての鍛錬のひとつ、と言う位置付けに変わりなかった。
「指先の感覚で(送球は)どこへ行くかが決まるのでね。それは野手のスローイングと同じことですよ。肩を使うことも大事なことですからね」
打撃投手は、あくまでもバッターのために。
投球を終えたイチローは、今度は誰もいない中堅へ向かい、打球を追った。早出特打では外野を守る者はいない。広い空間を縦横無尽に走り回り、ジャンピングキャッチやお得意の背面キャッチも見せた。5月2日を最後に今季の現役を退いた44歳にとって、これほどの運動量をこなすことができた日はなかった。久々に味わった野球選手としての小さな満足感。喜びを感じていた。
「(周りに)遠慮しなくていいからね。うん。いい練習になりますよ」
打撃投手と外野守備で約30分。イチローにとって充実の時間になったことは間違いなかった。
だから、思った。
今後も早出練習では打撃投手役を買って出て、その後は外野で打球を追う。それが彼にとっていい練習になる。だが、イチローの考えは違った。
「バッターがどう感じているか。これが良ければね。それがわからないからね」
つづく
ナンバー 6/10(日) 8:01配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180610-00830970-number-base
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(出典 amd.c.yimg.jp)