「今年のFA最大の注目は広島の丸佳浩。巨人にFA移籍が決まったも同然のようだ。原氏が監督就任を了承したのも、丸の加入を見越してのこと。丸は千葉の出身でロッテなども手をあげていた。だが、マネーゲームでロッテは4億円の複数年契約に対して、巨人はそれ以上、最低でも5億円の5年契約だとみられている」(球界関係者)
そんな状況を選手も感づいていたようだという。
「丸がでかい金でやってくると噂ですよ。菅野が最終戦で先発しなかったのも、来年もあるので、あまり無理させたくない。菅野と姻戚関係の原氏が監督になるから、余計にフロントが気を使っていましたね」(同前)
20日に帰京した高橋監督は「しばらく休みたい」と語っているという。
一方、阪神も今年まで指揮をとった金本知憲監督が電撃辞任してから、わずか4日で矢野燿大新監督が決まった。
シーズン終盤までは、金本監督が続投という方向で来年の組閣も進んでいたが、突然の退任劇の裏に何があったのか。
「昔の阪神なら金本監督続投でよかった。だが、いま阪神は阪急との経営統合で、自ら決定権がない。最下位とあってさすがに阪急側から何もしないのかと言われ、甲子園最終戦に急遽、金本氏を呼び出して、やめてくれと言い出した。当初、金本氏は渋ったが、交渉の末、仕方なく身を引くことにしたそうだ。とりわけシーズン終盤に、金本氏がファンから罵声をあびせられ、つかみかかろうとしたシーンがインターネットで出回ったのが響いた。動画は瞬く間に拡散。阪急側から、どうなっているんだといわれ、阪神側は何もいえなかったそうです。多くの抗議電話やメールがあったそうで『株価にも響くじゃないか』と阪急側が怒ったそうだ」(球団関係者)
急な交代劇だったので後任がいない。そもそも金本氏を監督に据えたのは、スター性だったという。観客動員、グッズなど人気監督なら数字が桁違いにアップする。そこで、監督候補にあがったのは、意外な人物だった。
「当初は掛布さんの名前が出た。だが、阪急側がいい顔をせず、仕方なく、二軍監督で来シーズンから1軍コーチの予定だった矢野を急きょ、昇格させた」(前出の球団関係者)
新監督の下、巨人、阪神の来シーズンはどうなるのか?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181021-00000010-sasahi-base
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巨人の年俸を見るとすぐに分かるコスパの悪さ 年俸の高い選手が活躍していない現実
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで19日、リーグ覇者の広島が5―1で3位巨人に勝利。3連勝で2年ぶり8回目の日本シリーズ進出を決めた。今年も日本シリーズを逃した巨人だが、広島と較べれば、コスパの悪さは一目瞭然。両チームの年俸ランキングから分析してみたい。
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セ・リーグで巨人に次いで2球団目となるリーグ3連覇を成し遂げた広島。ただ、球団別の18年度年俸総額では、広島は12球団中6位(20億9348万円)で、2位の巨人(38億9195万円)に比べればはるかに少ない(労組日本プロ野球選手会調べ、選手会入会者のみ)。
広島の日本人選手の年俸トップ3は、丸佳浩(2億1000万)、菊池涼介(1億9000万)、田中広輔(1億4000万)。いまや赤ヘル打線の代名詞となった「タナキクマル」トリオだ(年俸ランキング表参照)。
なかでも丸は、打率.306、本塁打39本の活躍でMVP候補にあがる。今季に国内FA権を取得しており、FA宣言すれば複数の球団が獲得に名乗りを上げることは確実だ。
田中広輔は打率.262で、昨年の.290に比べて若干数字を落とした。1番打者の数字としては少し物足りないように見えるが、田中の強みは選球眼の良さにある。今季はリーグ8位となる75四球、さらに死球は同2位の17で出塁率は.362。盗塁も2位の32を記録した。
一方、不振に苦しんだのが菊池だ。打率.233で出塁率も.301と低迷した。ただ、犠打はリーグトップの30を記録、走者を次塁に進める進塁打も多かった。もちろん「忍者」と呼ばれる守備で何度もチームの危機を救った。
CS第1戦でも、タナキクマルが光った。1回裏、先頭打者の田中が四球で出塁すると、2番菊池がバントの構えも見せながらヒットエンドランを成功させて無死一、三塁に。そして丸のセカンドゴロの間に1点を先制した。長打力だけではなく、こういった小技の連係プレーで点が取れるのも広島の強さだ。
得点力の高さを象徴する数字がある。近年の野球では、ヒットと四球はほぼ同じ価値とみなし、打率よりも出塁率が重視されている。今季の広島は、その理論を証明するシーズンだった。
広島のチーム打率は.262のリーグ3位。本塁打も175本で2位だった。ところが得点は1位の721で、2位のヤクルトより63も多い。その差に何があるのかというと、四死球である。広島の四死球は1位の701(2位のヤクルトは641)。その結果、チーム出塁率は1位の.349だった。なお、巨人のチーム打率は.257、本塁打152、四死球527、出塁率.325、得点625。打率は5厘しか差がないが、四死球数と本塁打数で広島が巨人を上回り、得点数の差につながった。
その高いチーム出塁率を得点に結びつけたのが丸であり、若き4番の鈴木誠也(9000万)だ。丸のOPS(出塁率+長打率)はリーグ1位の1.096、鈴木は同2位の1.057。OPSは.900で球団主力級、1.000を超えるとMVP級とされていて、広島は打者だけで2人のMVP候補がいることになる。ちなみに丸の四球数は130でリーグ1位、鈴木誠也は88で同3位だった。
さらに、5番以降にも松山竜平(6500万)、今季ブレークした野間峻祥(1600万)らが控える。捕手でも、106試合に出場した会沢翼(5000万)が打率.305の活躍で、1番から8番まで弱点のない打線となった。
巨人では、今季は坂本勇人(3億5000万)が打率.345と活躍。ただ、ケガの影響で109試合の出場にとどまった。 マシソン(3億6800万)も膝の故障で7月下旬から戦線離脱。高橋由伸監督にとって、投打ともに台所事情の厳しい試合が続いた。
>>2以降に続きます
10/19(金) 17:40配信 AERA dot.
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181019-00000057-sasahi-base
(出典 cdn.images-dot.com)
?update=20181019224405
広島カープ菊池が常識を覆す発言! 守備職人だからこそできる技を伝授
――菊池選手は肩も強いし、足も速い。鉄壁の守備を下支えしている身体能力は抜群ですが、それは生まれつきのものでしょうか?
「肩はどうですかね、多少の無理は効きますね。僕は送球に関してはいけると思ってやっているので、それは普通だと思っている。足は高校(武蔵工業大学第二高)時代から人よりもちょっと速いぐらいで、長打力は全然でした。大学(中京学院大)時代でもフィジカル的なトレーニングはそんなにしませんでしたね。ただ、ロングティー好きでした。ボールを遠くに飛ばしたいなっていうのもあって、それが結果的に打撃には生きるようになりました。足(が速くなったの)はいつの間にかです(笑)。肩も徐々にですね。スローには元々自信があったので、そういうのも含めて筋力もちょっと大人になってきたというか」すが、
最初の時はやっぱり打球を捕る感覚はぎこちない。例えば、ポンとボールが跳ねたんだから、前に出なさいよっていうのがなかなか分からない。経験というものは大事だなと思います。今まで受けてきた数は正直だなっていうのはありますね」
――ノックの数をこなすこと、ですね。武蔵工業大学第二高校時代までみっちりと基礎を練習してきた。菊池選手は昨季まで5年連続でゴールデングラブ賞受賞です。そして、侍ジャパンのプレーが認められて、海外メディアでも「忍者守備」「神の手」と絶賛されています。メジャーの選手やメディアに評価されるという部分は刺激になるのでしょうか?
「これまでのことを考えると、マジかっていう感じでもします。 WBCであったり国際大会に出させてもらってますけど、でもやっぱり向こうの選手と比べたら僕なんてまだまだなので、そう思います。常に向上心というのはあるので、僕も向こうの選手みたいになりたいと思っているので。日本の野球にとらわれないと言うか……。もしも、僕が野球教室をやったら、“打球を正面で捕りなさい”とは子供たちに言わないんだろうなって思います」
――打球を真正面で捕らなくてもいい、ですか。高校時代にたくさんノックを受けて、基礎を固め、大学時代の4年間で応用編のフリースタイルに磨きをかけた菊池選手だからこそ響く言葉です。
「基本は大事です。打球に対して真正面の体勢で入ることも重要です。けれども、やっぱり基本的に試合になれば、打てばOK、アウトになればOK、セーフになればOK。つまり、結果の世界なんです。ただそれを小学生とかに言えないんですけども、結果的にアウトにできるなら、効率性が高ければ、どんな形でもいいんじゃないかと僕は思います。自分のやりやすいやり方でいいんじゃないかなって最近は感じていますね」
――アウトにするための効率性こそが大事だということですね。例えば、メジャーの一流の内野手はアウトを取るために、セオリーから考えられないようなプレーを出してきます。シアトル・マリナーズのロビンソン・カノ二塁手のトリッキーなグラブトスは菊池選手に共通する部分を感じますが。
「カノと僕のグラブトスもまた違うんですよね。彼はオシャレというか、また華麗ですからね。僕の場合、ココイチでしか、グラブトスしない。そういう部分が、日本と向こうの違いだと思うんですけども。彼らはいかに効率性を高めるか。無駄と消耗を避けて、エレガントに魅せるか、という部分も追求していますよね。僕も最近キャンプでは、監督・コーチ陣の目を盗みながら、色々できないかと。そういう部分にもチャレンジしています(笑)。感覚やセンスの部分もある。できる人とできない人がいると思います。ちょっと恵まれた感覚の持ち主と言うか。親からもらった天性の部分だと思うんですけど。親にありがたいと言いたいです。そういう感覚とかは、親から授けられたものなんじゃないか、と。僕だけじゃなくて遺伝子なんだろうなって思う時はあります」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181016-00229080-fullcount-base&p=2
金本監督はいつか指導者として広島に帰ってくる?
阪神・金本知憲監督(50)辞任のニュースは広島にも衝撃を与えた。“師弟関係”にあった新井貴浩内野手(41)は「突然のことでビックリしています」と驚いた様子。レギュラーシーズン中も「金本さんが心配」と話していたほどで「本当に苦しかったんだと思います。自分が言うことかどうか分からないけど、野球人生の中でも一番苦しかったんじゃないかな」と胸中をおもんぱかった。兄貴分の今後は未定だが「まずは心身ともにゆっくり休んでほしいです」と気遣った。
金本監督は2002年オフに広島から阪神へFA移籍。当時、交渉にあたった鈴木球団本部長は「チームづくりはそう簡単にできるものではないということ。5年とか時間がかかるよね。(FA権を行使して)出ていくときはいろんな感情があったけど、今は球場で会ったときにあいさつを交わしていたし、会話するときも互いに笑顔だったし…」と残念そうに語った。
3年間の指揮官生活を終えた金本監督の今後は未定だが、古巣からはこんな声も…。ある球団幹部は「金本の人間性はいいと思っている。一度、他球団に行ってそこで引退して監督になったからといって関係が終わるわけではない」と力説し、さらに踏み込んだ発言を続けた。
現状、カープは緒方監督が球団初のリーグ3連覇を達成し、来季の続投も決定的。一方で「新井も戻ってきてくれたからね」と選手、監督の違いはあるものの“弟分”が阪神に移籍後、15年に広島へ復帰したことを引き合いに「今どうこうと言うことではないが、これからのことを考えると何があるか分からない。『一軍の監督をやっていたから二軍のコーチならやりません』となったら話にならないけど、今後は戻ってきてもらうこともあるかも」。
将来的に何らかの形でオファーする可能性もゼロではないようだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181012-00000036-tospoweb-base
今オフの目玉広島・丸がFA宣言したら丸の地元ロッテが破格の金額提示へ
ロッテが、国内フリーエージェント(FA)権を取得している広島・佳浩外野手(29)の本格的な調査に乗り出したことが12日、分かった。2年連続Bクラスからの巻き返しへ、手薄な「外野」と「主軸候補」という2つの補強ポイントと合致しており、丸がFA宣言した場合には4年総額20億円の好条件を用意し、獲得に名乗りを上げる公算が強まった。
井口政権1年目の今季は残り1試合を残して59勝80敗3分けの5位。主軸には中村、井上が定着した一方でチャンスに強い打者が少なく、得点圏であと1本が出ないという場面が何度も見られた。チームは12球団最少の78本塁打と長打力不足が顕著。今季39本塁打、97打点のコイの大砲は来季で30歳と若い点も大きな魅力だ。
丸は千葉・勝浦市出身。高校は千葉経大付と、地域密着を掲げる球団にとってはノドから手が出るほど欲しい人材だ。球団は06年に千葉出身の日本ハム・小笠原(現中日2軍監督)の獲得を目指したが、断念した。しかし、当時とは違い今季は球団の経営も好調。球団単体では初の黒字化も見込まれており、その利益分を補強費に充てる計画もある。
球界を代表する左の強打者がFA権を行使すれば争奪戦になるのは間違いない。
https://hochi.news/amp/baseball/npb/20181012-OHT1T50191.html