◇パ・リーグ 楽天1―2ロッテ(2018年10月5日 楽天生命パーク)
楽天の石井一久GM(45)が5日、大改革に乗り出した。
平石洋介監督代行(38)の来季の監督就任と、池山隆寛2軍監督(52)ら2軍首脳陣8人と来季の契約を結ばないことを発表した。
補強面では今オフのFA戦線を見据えて西武・浅村栄斗内野手(27)、炭谷銀仁朗捕手(31)、
さらにマリナーズを退団した岩隈久志投手(37)の調査を進めることも判明。育成と強化両面で改革を推し進める。
新GMの大改革が始まった。ロッテ戦の試合前、球団事務所で石井GMが平石監督代行に来季の監督就任を要請し、その場で受諾された。
石井GMは、球団初の生え抜き指揮官に託した理由についてこう説明した。
「強みも弱点も分かっている。去年、快進撃をしている時、どうしたら強くなっていったか。逆に今季のように勝ちが進まない時に何が起きているのか、ウイークポイントも知っている。
一番近くで状況を確認できている方が適任だと思った」
今季は開幕から低迷し、6月16日の阪神戦に敗れ、借金20となり梨田昌孝前監督が辞任。
その後、平石監督代行が指揮を執った。選手とコミュニケーションを取りながらチームを立て直し、シーズン終盤は若手を多く起用しながらも35勝41敗2分けと健闘。その手腕を評価した。
80年度生まれの「松坂世代」では初の監督就任で、球団史上最年少となる。
石井GMは「(平石監督が)結果を出すには僕や球団が、戦えるものを整えないといけない」とも言った。
この日、池山監督、与田投手コーチら2軍首脳陣8人と来季の契約を結ばないことを発表した。
就任会見では長期的なチームづくりを掲げ、そのための課題に挙げたのが「育成」。
まずは大幅入れ替えで、若手を育てる環境整備に乗り出した形だ。
並行してFA市場では西武・浅村、炭谷がFA宣言した場合に備えて、調査を進めている。
今季ここまでのチーム打率・240、508得点はパ・リーグ最少。
127打点でリーグトップを走る浅村は得点力アップへ、補強ポイントに合致する。
長年、球団が頭を悩ませてきた嶋の後釜となり得る炭谷も、是が非でも欲しい存在。
石井GMにとっては西武時代の同僚であり、実力、性格も熟知している。さらにかつての楽天のエースでマリナーズを退団した岩隈の調査を進めている。
育成と強化両面で進む石井改革。平石新監督の契約年数については明言を避けたが
「土台づくりをしてほしいし、長くやっていただければ」と話した。現場とフロントが将来のビジョンを共有し、最下位からの巻き返しを図る。
▼楽天・石井一久GM(プロ入りを決断した金足農・吉田について)評価は変わらない。
素晴らしい投手。ドラフト1巡目で消える選手。スカウトの人たちとしっかりと決めていきたい。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181006-00000000-spnannex-base
10/6(土) 4:00配信
タグ:石井一久
楽天の次期社長を決める決定権はあの人物だった?
楽天の球団取締役会が25日、東京都内で行われ、三木谷浩史オーナー、立花陽三球団社長、石井一久新GMらが出席し、今季の戦い方や戦力分析、今後のビジョンについて話し合った。
平石監督代行の昇格も検討されている来季の監督人事は議題に上がらなかったが、
人選について石井GMは「オーナーも社長も僕に任せてくれるということだった。人に決めてもらうものでもない」と一任されたことを明かし
「今、現場にいる方に失礼なので、シーズン中に発表することはない」と話した。
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/09/26/kiji/20180926s00001173026000c.html
2018年9月26日 05:3
楽天・石井GMが本格的に始動 今期の雪辱を誓う
1日付で就任した楽天の石井一久ゼネラルマネジャー(GM)がさっそく始動した。ソフトバンク戦に向けた試合前練習で、選手たちに「やるからには勝ちたい。上からではなく、同じ目線で戦っていきたい」とあいさつ。その後は球団幹部らと、今季の残り試合の戦い方などについて議論したという。練習後、取材に応じた石井GMは「選手と個々に会い、野球観や性格を把握したい。それが戦術に生きる」と話した。
9/1(土) 19:09配信 朝日新聞デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180901-00000040-asahi-spo
野球界のお笑い担当石井一久氏が楽天のコーチに?
最下位に低迷している楽天が、編成部門を統括するゼネラルマネジャー(GM)として、日米通算182勝をマークした野球評論家の石井一久氏(44)の招へいに動いていることが5日、分かった。6月16日に梨田昌孝前監督(64)が辞任。現在は平石洋介監督代行(38)が指揮を執っているが、同時に来季に向けての体制づくりも進めている。独特の野球観に定評があり、米球界にもパイプを持つ石井氏に白羽の矢が立った。
平石監督代行の下では7勝5敗と健闘している楽天だが、水面下では早くも来季に向けて動きだしている。その目玉となるのが、石井氏のGM招へいだ。すでに球団幹部が接触し、具体的な調整に入っているという。
150キロを超す速球と鋭いスライダーを武器にヤクルト、西武で活躍し、メジャーでも4年間プレーした石井氏は13年に現役を引退。その後はスポニチ本紙などで評論家を務め、頻繁に球場に足を運んでいる。現役時代は、お立ち台で愛犬の成長を報告するなど、「脱力系」のキャラクターでも人気を呼んだが、評論家としては日米通算22年間の現役生活で培った経験を生かした独特の視点と野球理論は高い評価を得ている。
また、吉本興業の「契約社員」という異色の肩書も持ち、選手をサポートするスポーツマネジメントにも携わってきた。明るい人柄は現役時代から後輩に慕われ、楽天・岸、ロッテ・涌井、西武・菊池らは石井氏の影響を強く受けている。
楽天は、チームの人事や補強など編成の全権を任されていた星野仙一球団副会長が今年1月に他界し、編成面はチーム統括本部が担っている。球団幹部は、日本球界だけでなく、米球界にも太いパイプを持つ石井氏の人脈や、マネジメント能力にも着目。フロントと現場の連携をより強化するために、新たに「GM」を置き、チーム再建のかじ取り役を石井氏に託す考えだ。
梨田前監督がチーム低迷の責任を取って、辞任した際、立花陽三球団社長は「(低迷は)私やフロントを含め、全員の責任。監督をしっかりサポートできなかった」と話した。今季はまだ68試合残っており、チームは良化の兆しを見せているが、その一方で来季に向けて戦力の見直しは必至となっている。
石井氏はGM就任に前向きとみられ、今後は就任時期など具体的な調整に入る。契約がまとまれば、初仕事は10月のドラフト会議になる見通し。日本球界初となる「元メジャーリーガーGM」は、話題を呼びそうだ。
◆石井 一久(いしい・かずひさ)1973年(昭48)9月9日生まれ、千葉県出身の44歳。東京学館浦安から91年ドラフト1位でヤクルト入団。97年9月2日の横浜(現DeNA)戦でノーヒットノーラン達成。02年からはドジャース、メッツでプレーし、06年にヤクルト復帰。08年からは西武に所属、13年限りで現役を引退した。日米通算成績は524試合で182勝137敗1セーブ、防御率3.80。主なタイトルは95年最高勝率、98、00年最多奪三振、00年最優秀防御率など。夫人はフリーアナウンサーの木佐彩子。
[ 2018年7月6日 06:20 ]
https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2018/07/06/kiji/20180705s00001173449000c.html