第100回全国高校野球選手権記念大会で準優勝した金足農(秋田)の選手や監督らが22日、秋田空港に到着し、故郷に戻った。農業高校として今大会唯一出場し、秋田勢として第1回大会以来、103年ぶりに決勝へ進出した選手たちを、約1400人が出迎えた。
準優勝盾を持った選手を先頭に吉田輝星投手らが現れると、集まった人たちは感謝の言葉を投げかけたり、スマホを向けたりした。選手たちは記念の花束を受け取ると、はにかんだような笑顔を見せた。
(出典 www.asahicom.jp)
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2018年8月22日16時33分
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金足農・吉田の注目の進路は… 恩師の大学へ進学か
号泣する吉田
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◆第100回全国高校野球選手権記念大会 最終日 ▽決勝 大阪桐蔭13―2(21日・甲子園)
金足農(秋田)の150キロ右腕・吉田輝星(こうせい、3年)は決勝戦後に取材に応じ「この悔しいままで終われないので、また野球を続けようと思っています。(どこでやるかは)全く考えていないけど、野球はやりたいと思っています」と進路についての明言はしなかった。
8/21(火) 17:02
スポーツ報知
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各球団のスカウトがストレートを絶賛 「松坂大輔級だ」
第100回全国高校野球選手権大会の準々決勝4試合が18日、甲子園球場で行われ、金足農業が9回無死満塁からの逆転ツーランスクイズという劇的な勝ち方で近江を下し34年ぶりのベスト4進出を決めた。ドラフト候補として、急上昇してきたエース、吉田輝星は7安打2失点で4試合連続の完投勝利。
9回無死一、二塁のピンチを切り抜け、最後の打者、瀬川将季に対しては「9回表は全力で投げました。みんなに助けられたので、今度は逆転の流れを作るという思いでした」とフルカウントからインサイドに渾身のストレート。
141キロの糸を引くようなボールでバットに空を切らせ10個目の三振を狙って奪った。これで4試合連続の2桁奪三振となったが、これは2012年の桐光学園、松井裕樹(楽天)以来、7人目となる快挙だ。
試合前には、疲労からか股関節に異常を感じ「100パーセントの体調ではなかった」というが、前半はコントロールとボールのキレを重視。ストレートも140キロ程度に、抑え気味にするピッチングでゲームを作り、8、9回と、続いた無死一、二塁のピンチにギアをあげた。
大会前に「投手ではナンバーワン」と評価していた元ヤクルトのスカウト責任者で古田敦也や、伊藤智仁らを指名した名スカウト、片岡宏雄さんも、吉田のピッチングを絶賛した。
「前半は少し力を抜いていたね。それでコントロールが安定した。後半は力を入れてピンチで踏ん張った。ストレートの質の高さが吉田の魅力だろう。いいスピンがかかっている。狙って空振りを取れるピッチャーは、そうはいない。それと体のバランス、フォームのバランスがいい。
176センチ、81キロの体格は決して小さくはなく投手としては理想的だろう。守備力もあるし、変化球も多彩。コントロールを含めた総合力では叶わないが、ストレートのボールの質と速さは、松坂大輔クラスだと思う」
片岡さんがスカウト時代に見てきた投手と比較すると横浜高時代の松坂大輔に匹敵するほどのストレートだという。今大会では、3回戦の横浜戦の9回、161球目に自己最速となる150キロをマークしている。
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金足農・吉田は怪我を押しての強行出場中?
「第100回全国高校野球選手権・準々決勝、金足農3-2近江」(18日、甲子園球場)
金足農(秋田)のエース・吉田輝星投手(3年)が、この試合140球、4試合計615球を投げ、チームを34年ぶりとなる4強に導いた。
この試合も2失点完投、4試合連続2桁となる10奪三振と力を示し、九回裏に斎藤璃玖内野手(3年)が無死満塁から2ランスクイズを決めた。
驚異的な投球を続ける剛腕エース。だが、試合前は「体が100%じゃなかった。朝起きたとき、股関節が痛くて先発辞退しようと思ったほどでした」という。甲子園の室内で行われた練習で、監督に状況を打ち明け「お前の野球人生をここで終わりじゃない」と伝えられた。
登板回避の可能性は十分にあったが、キャッチボールで状態を再確認。「投げたいということを差し引いてもいけると思いました」。冷静に自分と向き合い、ゴーサインを出した。
19日は休養日を挟み、日大三との準決勝を戦う。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180818-00000106-dal-base
金足農・吉田輝星のルーティンはマウンド上の侍ではなくしょうもないものだった
第100回全国高校野球選手権大会は17日、甲子園で3回戦4試合が行われ、ベスト8が出揃った。第2試合では剛腕・吉田輝星(3年)を
擁する金足農(秋田)が横浜(南神奈川)を5―4で下した。吉田は14奪三振の力投で3試合連続完投。この日は同点2ランを含む3安打で
バットでも存在感を示した。プロ注目右腕の投打にわたる大活躍の裏には必勝ルーティンがある。
ここまで2試合連続完投で計311球を投げていた吉田は初回、いきなり先頭打者に三塁打を許すと次打者の一ゴロで先制点を献上。
その後も連打と四球で一死満塁のピンチを招き、暴投で2点目も与えた。
そんな悪い流れを断ったのが、秋田県大会で打率3割5分3厘を誇った自慢のバットだ。0―2の3回二死から主将の佐々木(3年)が三塁打で
出塁すると、吉田が同点2ランで試合を振り出しに戻した。2―4と再びの劣勢で迎えた8回も吉田は先頭打者でこの日3安打目となる中前打で出塁。
一死一、二塁から飛び出した高橋(3年)の逆転3ランの呼び水となった。
1点リードで迎えた9回は今秋ドラフト候補のスラッガー、4番・万波から3者連続の空振り三振。最後の打者、角田の打席では自己最速タイの
150キロをマークし、ラストの164球目も146キロ。吉田は「仲間が逆転してくれたので、最後は全員三振のつもりで投げた。疲れていたけど、
自分の力以上の力を仲間が引き出してくれた」とチームメートに感謝。金足農は23年ぶりの8強入りを決めた。
プロ注目の吉田には試合中に必ずやるルーティンがある。その試合最初の守備に就く際にマウンドでかがみ、ロージンバッグを右手で触った後に
中堅手の大友(3年)に向かってシャキーンと刀を抜くしぐさをするというものだ。最後の守備のはじめには刀を納め、大友も呼応するように同じ
しぐさをする。吉田のグラブの内側にはカタカナで「シャキーン」と刺しゅうが入れてあるほど、こだわりのキーワードだ。
由来は吉田と大友が移動バスの中などでリラックスするためにしていたゲーム。「チンチン侍」というもので「侍」と言われたら「シャキーン」と返し
「オチンチン」なら「ビロ~ン」と返す。僚友の大友は「秋田大会前から2人して試合でポーズをしています。『ビロ~ン』はグラウンドでやるのは
ふさわしくないので『シャキーン』の方にしました。これをやるとリラックスして試合に入れます」と説明する。
吉田は3試合で計41奪三振。3試合連続完投で球数は計475球に達しているが「次は完封したい」と意気込む。シャキーン効果で、まだまだ高みを目指す。
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